DENROY MORGANは人気5人組レゲエ・グループのMORGAN HERITAGEの実父であるだけでなく、「One By One」のヒットで人気のLAZA MORGANの実父でもあり、LAZAが組んでいた3人組兄弟グループのLSMの実父でもあり、噂によれば22人の父親であるレゲエ・シーンの「ビッグ・ダディ」として現在は有名。 自身もヴェテラン人気シンガーで、19才でジャマイカからニューヨークに移住して1974年にレゲエ・グループのBLACK EAGLESを結成して、1977年には「ニューヨーク・レゲエ・フェスティヴァル」で優勝、アルバムをリリースするなどニューヨークを代表するレゲエ・グループのリード・ヴォーカルとして活躍。そして、1981年にはソロ・シンガーとして「I'll Do Anything For You」をリリースして大ヒット。同曲はノン・レゲエのディスコ・チューンで、現在でもクラシックとされる名曲。同曲のヒットで一躍全米で人気のスターとなり、RCAレコードと契約。 本作『MAKE MY DAY』は1984年にRCAレコードからメジャー・リリースされた作品（日本盤もビクター・レコードよりリリース）で、RCAレコードと契約して制作された初のレゲエ・アルバム。ただし、ディスコ・ヒットの「I'll Do Anything For You」を受けての契約と制作ということも有り、プロデューサーに数多くのディスコ・ヒットで知られるEMIR DEODATO、HALE & OATESや後にJIMMY CLIFFとも仕事するRICK LANTASCAを迎えて制作されたディスコ、ファンクも消化したポップ・レゲエ作品。当時のメイン・ストリームを強く意識したリズム感を重視した異色のレゲエ・アルバムとなり話題を集めました。 今回は世界初CD化による再発で、現在のDENROY MORGANのレーベル〈ASAPH〉からのリリース。オリジナル盤とは曲順が異なっており、オリジナルの9曲に、「Give We A License (The Herb Man Anthem) Feat. MORGAN HERITAGE」の親子競演曲を追加収録。同曲はDENROY MORGANの1998年のデビュー・アルバム『ONE CALLING / VP1514』に収録されていた曲です。